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仕事のストレスを解消する本:【要約】『スタンフォードのストレスを力に変える教科書』

あなたは仕事でストレスや不安に押しつぶされそうになっていませんか?
月曜日になると、仕事に「行きたくない」「休みたい」と思っていませんか?
うつになりそうになっていませんか?
「もう限界だ…」なんて思っていませんか?

僕がそうでした。
この不安感、ストレスをどうにかならんものかと。
こんなこと、何年間思い続けてるんだろ?と。
完全になくすのは無理だとわかっている…。
でも、せめて和らげることはできないものか。
パッと視界が開けるような解決策、思考法はないものかと…

自己啓発、メンタル系の本はこれまでたくさん読んできましたが、どれも似たり寄ったりでした。
読んだ直後はテンションが上がっても、それが仕事の現場で役に立っているのかいないのか、微妙な感じでした。
でもやっと、自分が求めているストレス対策についてのゴールとなる本を見つけました。
不安、ストレスにどう向き合うかの答えがこの本に書いてありました。

スタンフォードのストレスを力に変える教科書
ケリー・マクゴニガル・著

仕事のストレスで限界を感じているあなたにおすすめ

『ストレスを力に変える教科書』

このタイトルがすでに、正に僕が求めている答えでした。
そう、ストレスはなくすことはできない。だったら力に変えられたら…
ストレスでマインドが乱れ、パフォーマンスが低下するのではなく、逆にパワーに変えられたら。

表の帯にはこう書いてありました。

「不安、プレッシャー、過去のつらい経験はエネルギーの源」

私たちは、「ストレスは悪いもの」と思っている。
そう。僕はストレスを‘悪’以外の何物でもないと思っていました。
ここ数年のストレスで、自分は老け込んでしまったと思っていました。
(まあ年をとれば老けるのは当たり前なんだけど、そのときの僕はストレスのせいにしていた)
そう思う僕に、帯はこう続いています。

しかし、その思い込こそが有害だとしたら?
本書では最新の科学的実験と実際のストーリーをもとに、「困難を乗り越えて強くなる方法」を解き明かしていく。

そして裏の帯。

ストレスは「害」ではなく「自分を守ってくれるもの」になる

著者は『スタンフォードの自分を変える教室』のケリー・マクゴニガル先生。

自分を変える教室は、意志力を強くする方法を数々の研究や調査結果を元に提示していく科学的アプローチの本でした。

単なる精神論、ポジティブシンキングの本ではありません。
この本も同じく、ストレスに関する様々な調査、研究結果をもとにして、ストレスを力に変える思考法、実践法が書かれています。
「なぜそうなのか」という科学的根拠を理解してこそ、本に書かれている知識がしっかり腑に落とせて実践できます。

この記事では、研究、実験結果は極力省いて、ざっくりとこの本を理解できるようにまとめてみました。

1.仕事のストレスが体によい理由

​「ストレスは体に悪い」と思うとうつになる

「ストレスは健康に悪い」と思い込んだ場合に限ってストレスは有害になる

ストレスは悪だ。でも社会で生きている、働いている以上、人と関わって生きる以上、ストレスがなくなることはない。
大切なのは、いかにストレスを減らせるか?と僕は思っていました。
なので、僕はストレス解消のために、夜家でお酒をのみながら、お笑いや音楽の録画番組やDVDやYouTubeを見たり本や漫画をみたりしていました。

ストレスを解消しようとすること自体は悪くないと思います。
実際にストレス解消法がいろんなところで紹介されています。
問題なのは、そのストレス解消法にはまってしまうことだ、ということはわかっていました。
ストレス解消として夜更かしや深酒がクセになってしまうと、寝不足になってパフォーマンスが下がってしまうのは明らかです。
でもストレスは解消しなければいけないから、夜更かしの深酒は今の僕にとって必要なのだと思おうとしていました。

でもこの本を読んでそれが間違いであること、そもそもストレスに対する考え方が間違っていたということに気付かされました。

ストレスは悪ではない。
むしろ、僕たちの成長のため、幸せのために必要なものなのです。

ストレスは人を成長させ、健康で幸せにする
ストレスに対処するための最善の方法は、ストレスを減らそう、避けようとするよりも、ストレスについての考え方を改めて、ストレスを受け入れること

なぜストレスは体にいいのか?

ということを、人間の体の仕組みからみてみましょう。
これが分かれば、「ストレスは体によい」ということが腑に落とせます。
簡単にざっくりまとめます。

脳は、ストレスを感じると副管から2つのストレスホルモンが分泌されます。
コルチゾールと・デヒドロエピアンドロステエロン(DHEA)です。

コルチゾール…糖代謝、脂質代謝を助け、体と脳がエネルギーを使いやすい状態にする。

デヒドロエピアンドロステエロン(DHEA)…ストレスの軽減を通じて、脳が成長するのを助ける男性ホルモン

この2つのどちらが多いかによって、ストレスに影響が出ます。
コルチゾールの割合が高くなると、免疫機能の低下、うつなどの症状の可能性が高まります。
DHEAの割合が高くなると、ストレスに関連する病気のリスクが低下する傾向がみられます。
まとめると、DHEAの割合が高いと、ストレスに負けず頑張れます。

ここで1つの実験結果を紹介します。

■ビデオ鑑賞の実験
・Aグループ「ストレスにはよい効果がある」というビデオを観た人
・Bグループ「ストレスは心身を消耗させる」というビデオを観た人
模擬面接の結果、Aグループの人たちの方がDHEAの分泌量が多かった。

これは、プラシーボ効果ということもできます。
プラシーボ効果とは偽薬効果、暗示効果ということで、たとえばなんでもないただの小麦粉の塊を「これは疲れが取れる薬です」といって飲ませると、飲んだ人がそう思い込んで、実際に効果が表れる、という効果です。

このプラシーボ効果より強い効果が期待できるのが、マインドセットです。

仕事のストレスはマインドセットだけで解消できる

マインドセットとは、経験、教育、先⼊観などから形成される思考様式、⼼理理状態のこと。
暗黙の了解事項、思い込み(パラダイム)、価値観、信念などがこれに含まれます。

ストレスは体によい効果もあるというマインドセットを作ってしまいましょう。

このマインドセットを自分に定着させてしまえば、あとはがんばらなくてもいいのです。
意識的に何かを実行したり、毎日心のなかでいろいろ悩んだり、考えたりする必要はないのです。

ストレスの良い面も悪い面もきちんと認識したうえで、あえてよい面を見つめること。
そして、自分がつらい思いをしているのを認めたうえで、そのストレスのせいでかえって、大切なものとの結びつきが強まっているのだ、と意識することです。
ストレスを感じたときにどんな気分になるかも、ストレスの多い状況に対してどう対処するかも、あなたのストレスについての考え方(=ストレスマインドセット)しだいで決まります。
それが究極的には、ストレスに負けずにがんばれるか、心身ともに参ってうつ状態になってしまうかの分かれ目になります。

「ストレスは体によい効果もある」というマインドセット…
「なぜ体によいのか?」「どう体によいのか?」をより具体的に、より深く自分の体にしみこませるために、この本が示すストレスの定義をマインドセットにしてください。

ストレスとは、自分にとって大切なものが脅かされているときに生じるもの

確かに、僕たちはどうでもいいことにはストレスを感じません。
ということは、ストレスは自分にとって大切なものことを守るためにあるのです。
これが、ストレスが僕たちに必要な理由です。

​「ストレスとは、自分にとって大切なものが脅かされているときに生じるもの」
だから
「ストレスは人を成長させ、健康で幸せにする」

これをマインドセットにすれば、ストレスを感じるあらゆる場面に遭遇しても、ストレスを力に変えることができるようになるはずです。

そしてストレスワクチンをつくろう

感情は脳に記憶されやすくなります。
楽しかった、嬉しかった、嫌だった、などという感情は、脳に刻まれやすくなります。
特に嫌だった思い出は、いつまでも覚えているものですよね。
これには理由があります。

ストレスを経験し、その嫌だという感情を味わうことは、意義を見出すためです。
将来のストレスに対処するため、脳と体が過去のストレス経験から学ぼうとする働きの一部になります。
将来ストレスを感じた時うまく対処できるようになろうと、脳が働きます。
心理学ではこれを「ストレス免疫」と呼びます。
免疫がついてきた、なんていう言葉があります。
免疫は、それを経験すればするほど強化されていきます。

だから大丈夫。
今はきつい、苦しいと感じていることも、それを経験していけばいくほど免疫は強化されていきます。大丈夫になっていきます。
‘脳のためのストレスワクチン’を作っていきましょう。

 

2.不安、ストレスを避けていると不幸になる

「ストレスのない生活を目指そう」なんていう言葉をよく聞きます。
一見、そんな生活が理想のように見えます。
でも、それは逆です。
ストレスのない生活は不幸になるのです。

不安の原因を避けていると、かえって恐怖感が強まり、先のことがますます不安でたまらなくなってしまうのです。

これはどういうことでしょうか?
ギャラップ世論調査(世界121か国12万5000人の15歳以上の調査)によると、以下のことがわりました。

・仕事や健康など生活水準に満足している人が多い国…ストレスを感じている人が多い
・貧困層や犯罪が多い国…ストレスを感じている人が少ない

これはどういいことかというと

幸せな生活はストレスが存在し、ストレスのない生活は必ずしも幸せとはいえない

ということです。

イメージとして、僕たち日本のような先進国であるほどストレスが多く、経済のあまり発展していない途上国にはストレスがあまりないイメージがありますよね。
生活水準が高くなる代償として、ストレスが発生する、といえそうです。

僕たち人間は幸せになることを望みます。
そうなると必然的にストレスは生まれるのです。
人間である以上、幸せを望んで発展しようとする以上、ストレスは避けて通れません。
ストレスを避ける人生では、幸せが手に入らないのです。

またここで、ストレスの定義を振り返りましょう。

「ストレスとは、自分にとって大切なものが脅かされているときに生じるもの」

「ストレスは人を成長させ、健康で幸せにする」

ストレスを感じるということは、自分の大切なものを守ろうとしている、成長しようとしている証拠、バロメーターなのです。

仕事のストレスから逃げるとどんどん不幸になる

話を仕事面でみていきましょう。
仮に仕事でストレスをゼロにしようとするなら、仕事を辞めるしかありません。
でも生活があるからそれはできないし、そもそも、何もやることがない、というのが最大の不幸です。

たとえば定年退職して仕事がなくなると暇になります。
退職後はうつ病を発症するリスクが40%高まるというデータがあるそうです。

納得ですよね。
暇ほど苦痛なものはありません。
何もやることがないよりも、仕事をした方が、その仕事でストレスがあった方が幸福なのです。

それは分かるけど、でもできれば「ストレスはなるべく少なくしたい…」と思うかもしれません。
「少なくしたい」とは逃げることにつながりますが、それは危険です。
次のような代償を負うことになります。

仕事のストレスから逃げる代償1:成長できない

ストレスを避けようとすると、充実感や、人生の満足度や幸福感が著しく低下してしまう

ストレスを避けようとすると、必ずといっていいほどしっぺ返しをくらいます。
これ、あなたも心当たりありませんか?

僕のこれまでの経歴を例に出しましょう。
20代から30代前半はすぐ仕事をやめていました。まだ若い時はやり直しがきく。
だから自分に合った仕事を探そうとしていました。
自分に合わないと思ったらすぐに辞めていました。
その当時は自分の適正にあってないから、なんて思っていましたが、今振り返ると、ストレスから逃げている部分も大いにありました。
そんなことを繰り返していたら、30代を過ぎた頃から、自分から辞めるのではなく、会社からクビを切られることが多くなったのです。
逃げ続けた結果、仕事ができないまま年を取り、結果を求められる30代になってしまった結果ですね。
今考えると当然の結果だったのですが。

ストレスを避け続けると、いつまでたってもストレスに免疫ができないままです。
弱いまま成長できず、仕事ができないままです。

仕事のストレスから逃げる代償2:自分の将来に限界をつくる

ストレスを避けることで発生するもう一つの代償は、自分の将来に限界を作ってしまうことです。

面倒な仕事、気が進まないイベントや交流会、飲み会を避けたりしたことはありませんか?
これって、それに参加したら、やっていたら、もしかしたら自分の将来のプラスになる何かにつながったかもしれません。
ストレスから逃げることで、自分の行動範囲を狭めて、自分自身の将来に限界をつくってしまいます。

ストレスの最大の問題点

それは生活のなかで、仕事のなかで、「ストレスを感じることが問題」だと思うことです。

仕事でストレスは避けられません。
そんななか、「ストレスはできるだけ少ない方がよい」と考えてしまうと、ストレスを感じる自分がダメだと思ってしまい、ウツになってしまう可能性が高まります。

ストレスが起こることは受け入れてください。

それでは、受け入れたストレスをどう力に変えるのか?について紹介します。

3.仕事のストレスをどう力に変えるか

ストレスに対する2つの反応

僕たちはストレスを経験することによって強くなることができます。
レジリエンスを鍛えることができます。
レジリエンスとは、困難に対する逆境力、防御力、回復力のことです。
「折れない心」といえます。

ストレスに対する人間の反応の基本は

・闘争・逃走反応

です。
闘うか、逃げるか。ですね。
この本でいうストレスの定義をもう一度引用します。

「ストレスとは、自分にとって大切なものが脅かされているときに生じるもの」

大昔の人間を含めた生物にとっての大切なものとは、生きること、すなわち命を守ることでした。
飢えないように食べ物を撮ったり作ったり、獲物を捕まえたり。
自然や自分たちより強い生物から身を守ったり。
そのための反応が、闘うこと。逃げること。
ストレスに対する人間、生物の根本的な反応です。
闘争・逃走反応は大昔からDNA的に備わっているということです。

「火事場のバカ力」という言葉があります。
人間は命の危険を感じたり、極限的な状況に追い込まれると、普段からは考えられないような、普段以上の力が発揮できるといいます。
これは、迷信ではなく、人間の体の機能的に正しいようです。
人は一大事となると、体中の力を、エネルギーを結集させ、すごいことができるようになるのです。

でも、現代の生活において、命の危険に襲われるようなことはめったに会わないようになりました。
闘争・逃走反応は現代社会にあまり適さないようになりました。
仕事でストレスを感じるたびに、ブチ切れてケンカしたり、逃げてしまってはダメですよねw

ストレス時にあなたの体に起こる反応は、闘うか逃げるかだけではありません。
人間と同じようにストレス反応も、長い歴史のなかで進化し、現代社会に適応しやすいかたちに変化したのです。

人間のストレス反応は、昔に比べて単純ではなく、複雑になりました。
闘争・逃走反応というDNAを引き継ぎつつ、現代社会に適応、進化した、ストレスを力に変える代表的なストレス反応が次の2つです。

1.「チャレンジ反応」

これは「闘争」反応と似ていますが、現代社会版の「闘う」といった感じでしょうか。
「闘う」を「チャレンジ」という言葉に置き換えて、そこからさらに、その経験から学ぼうとする反応です。
よくプレッシャーを感じる状況ほど燃えるという人がいますが、そんな人はこんな反応を起こしています。
一流のアスリートたちはみんなこうですね。

2.「思いやり・絆反応」

ストレスを感じると、人とのつながりを求める気持ちが強くなることがあります。
たとえば震災などの大規模な自然災害が起きた時、人々は助け合います。
勇気が強まり、進んで人の世話をし、社会的な関係を強化しようとする反応です。

ストレスに強くなるとはどういうことか?

「ストレスに強くなりたい」
誰もがそう思います。
ストレスに強いとは、シンプルに、困難にめげない、強い心を持つこと、と思われがちですが、そうではありません。
「ストレスに強くなる」というのは、ストレスを感じたときに、「チャレンジ反応」「思いやり・絆反応」を起こして、「勇気」や「人とのつながり」や「成長」につなげるようになることです。

そうできるようになるためには、
「ストレスとは、自分にとって大切なものが脅かされているときに生じるもの」
「ストレスは人を成長させ、健康で幸せにする」
というマインドセットを定着させることです。
(マインドセット定着のため何度も繰り返します!)

ストレス反応は自分で選んで作ることができる(トラウマについて)

「ストレスは体によい」といわれても、「トラウマになるほどダメージが大きなストレスも体によいのか?」という疑問が浮かぶかもしれません。例えば人の死など。
詳しくは本書に委ねるとして、ここでは仕事にフォーカスします。
結論からいえば大丈夫です。
乗りこえられます。

脳と体は、人生で最も重要な問題に対処できるように、常に変化し続けます。
だからトラウマ体験も、新しい経験や人間関係によって好転させることができます。

どうすればよいか?
ストレス反応を変えたいなら、問題に立ち向かう、取り組む、引きこもらずに人の助けを求めることです。
ストレスを感じるたびに「新しい反応のしかた」’を練習するのです。

「自分はどのように反応したいか」に意識を集中させると、それにしたがって、あなたの体の状態も切り替わります。

ストレスを感じるたびに「反応のしかた」を意識しましょう。
ストレスを力に変える「チャレンジ反応」と「思いやり・絆反応」を作るようにしましょう。

それではこの2つの反応について、それぞれ少し詳しくみていきましょう。

仕事のストレスを力に変える方法① ​「チャレンジ反応」の作り方

あなたは、たとえば会議のプレゼンや、営業のときなど、プレッシャーを感じる場面のとき、どんな気持ちで取り組もうと思いますか?
なるべくリラックスしようと思いませんか?

…これ、リラックスしなくていいそうです。
プレッシャーや不安はそのまま受け入れるべき。
プレッシャーの下では、「リラックス」より「ストレス」の方が役に立つそうです。

あなたがストレスに抵抗するのをやめれば、ストレスはあなたのパワーの源になります。

もしプレッシャーや不安を感じたら、「ストレスのおかげでうまくいきそうだ」と思えばいいのです。
シンプルにこのマインドセットさえあればOKなのです。

そもそもストレス、不安、プレッシャーはやりがいのある仕事につきもの。
たとえば、コピー取りや、交通量調査などの単純作業にはストレス、不安、プレッシャーは感じませんよね?
ストレス、不安、プレッシャーを感じるということは、やりがいのある仕事をやっているということです。
大変な仕事ほど、やりがいのある仕事であればあるほど、自分が成長できます。
ストレス、不安、プレッシャーはそのまま受け入れて、それにチャレンジしましょう。
「チャレンジ反応」に変えましょう。

チャレンジ反応」が起きると、多少の不安を感じても、興奮し、力が湧き、やる気や自信があふれます。
このときの最大の目標は、自分の望みを追求することです。

「チャレンジ反応」が起きた時、脳は、先述したDHEA(ストレスの軽減を通じて、脳が成長するのを助ける男性ホルモン)や、レジリエンス(抵抗力」「復元力」「耐久力」etc)を強化するホルモンが分泌されます。

「チャレンジ反応」を起こすことにより、ストレスに対する免疫が作れるようになります。
すなわち、ストレスに強くなれます。
では、「チャレンジ反応」を起こすにはどうすればいいか?
方法は2つです。

自分の個人的な強みを認識すること

たとえば、

・その課題、困難に対してのどれだけ準備をしてきたか
・過去自分が乗り越えた経験

などを認識してください。
自分のこれまでの経験を、初めての経験ならば、その仕事にどれだけの準備してきたかといことを、自信に変えてチャレンジしてください!

仕事のストレスを力に変える方法② 「思いやり・絆反応」の作り方

次に「思いやり・絆反応」です。
なぜストレスを感じると、他者を思いやろうとするのか?助けようとするのか?

これは、話を社会的な視点に移すと分かりやすくなります。
たとえば、災害や身近な人の死という場面で、人助けをすることによって、絶望感が和らいだという例がたくさんあります。

・災害ボランティアをした人々は、以前より不安や怒りを感じにくくなり、楽観的になれた

・配偶者をなくしたあとに、周りの人たちの世話をすると鬱状態が和らいだ

・自然災害で生き残った人々が、すぐに周りの人の手助けをした場合、PTSD(心的外傷後ストレス障害)を発症する可能性が低くなった

これらの話は納得できますよね。

たとえば自分の大切な人…恋人や親や子供がなんらかの危機にさらされると、それはストレスに感じます。
人間はみな「愛」という感情があります。
だから「愛」の感情の対象の人が危機にさらされるのもストレスになります。
だから、次の言葉が腑に落ちると思います。

「思いやり・絆反応」が備わっているのは、なによりも確実に子孫を守るためです。
「思いやり・絆反応」というのは、恐怖を弱め、希望を強めるための生物学的状態のことです。

「思いやり・絆反応」が起こると、周りの人に気を使うようになり、考えていることや感情を理解しようと努めます。
相手の役に立ちたいという思いが強まります。

これって、素晴らしいことですよね。
ストレスを感じることは確かに嫌だけど、ストレスでこんな思いや行動が生まれるなら、それは将来的な視点で見ると、幸せになるための助走になりますよね。

「思いやり・絆反応」で仕事のストレスを解消できる

たとえば愛する人が川で溺れそうになっていたら助けようとしますよね。
「思いやり・絆反応」の状態になれば、自分がどんな状況になっても、勇気を出すことができるようになります。
ということは、「思いやり・絆反応」は自分に勇気をあたえることにもつながるのです。
これを仕事に応用しましょう。

仕事でいっぱいいっぱいのとき、テンパっているとき、僕たちは自分のことで精いっぱいになって、「他人をフォローする時間なんてない!」と思いがちになりますよね。
「時間がない」と感じるから、自分のことに時間を使おうとしますよね。
これを解消するには、逆の方法を取りましょう。
自分に余裕がないときほど、他人に時間を使うのです。
ストレスを感じるときは、人を助けるのです。
誰かの手助けをすることで自信が強まるので、大量の仕事を抱えても、大変だと思わなくなります。
人助けをすることで、「時間がない」という感覚が和らぎ、人助けをしたあとは、「時間がある」と感じるようになるのです。

これ、「一見ホント?」と思うかもしれません。
僕はそう思いました。それで試しにやってみたら、ホントにそう感じました。
人助けに時間を使ったことで、自分の仕事はなんにも進んでいないのに、あくせくしていた心が妙に落ち着いてきたのです。
なんか余裕が生まれるというか、「どうにかなるだろう」感が出てきたのです。
あなたも試しにやってみてください。

ケリー・マクゴニガル先生はこう補足します。
「1日に1つ、誰かの役に立つことをしてみましょう。」

「そんな暇も余裕もない」と思うかもしれません。
でも、だからこそ、あえてそうするべきです。
誰かの役に立つ機会をただ待っているのではなく、小さなことでも、自分にできることを見つけましょう。
そうすることであなたの脳は積極的によい行動を起こせるようになり、勇気や希望のつながりを実感できるようになります。

「自分のための目標」を追求すると孤独感が強まる

これは「え?なんで?」と思うかもしれません。
理由はこうです。

「自分のための目標」だけに邁進している人たちは、周囲の怒りを買ったり、嫌われたりする可能性が高く、やがて周りからの支援も得られなくなります。

要するに、「周りが見えなくなる状態」になってしまうということですね。
「自分のための目標」を追うことは何も悪いことではないけど、それに没頭しすぎて、周りを気にしなくなってしまうことがダメ、と解釈できます。

「自分のための目標」だけに向かって努力していると、頭が混乱したり、不安や怒りを感じたり、ねたみや孤独に苛まれたりする

それよりもよい目標の立て方は、「自分よりも大きな目標」を目指すことです。

「自分より大きなもの」に貢献しようと考えて動く人は、結果的に強力なネットワークを築くことになり、仲間と支え合うことができるからです。

さらに、次の言葉が納得できると思います。

自分の能力を証明することよりも、周りの役に立つことをしようと心がけている人の方が、自分の能力を証明することばかりに熱心な人よりも、周囲から尊敬され、好かれるようになります。

あなたの会社にこんな人いませんか?
「自分が」「自分が」の人。
「それは自分がやりました」と自分の手柄をアピールする人。
「それは自分のせいではありません」と自分の非を認めない人。
責任を逃れようとする人。

こういう人、会社に必ず1人や2人はいますよね。(それ以上?)
こういう人は、グチや不満が多くありませんか?
こんな生き方、仕事のやり方は、ストレスがたまるばかり、ということです。

そんな人になるのはやめましょう。
「自分のため」に動くよりも、「他人のため」「会社のため」に考えること、動くことが、ストレスをなくす、減らすことにつながります。

ストレスや不安がない人はいない

人はどうしても、他人の幸せは大きく見えます。
「苦しんでいるのは自分だけだ」
「この苦しみは自分にしか分からない…」と思ってしまいがちです。
フェイスブックなどのSNSを見ると、みんな幸せそうに見えます。
いわゆる「リア充」に見えます。

それで落ち込んでしまうなら、見ない方がいいです。
一見「リア充」なあの人たちだって、みんな悩みや不安はあります。
苦しみの種類は違えど、人はみんな挫折や苦しみを経験し、悩みやストレスを抱えています。

「人は誰でもつらいことはある」と思える人は、幸せを感じやすく、ストレスに対するレジリエンスが高い傾向にあります。

ストレスのなかで孤立感を味わう人はウツになりやすいのです。

自分の周りの環境を否定し、ストレスを回避するために、いろんなことから逃げ回っていると、孤立します。
誰にも話さなければ、誰も助けてくれず、余計に「この苦しみは自分にしか分からない」とふさぎ込んでしまいます。

だから、ストレスと戦うために、積極的に人とつながりましょう!
「人はみんな不安やストレスを抱えている」からこそ、人とつながって、一緒に乗り越えていきましょう!

まとめ

ストレスは、マインドセットによって、害になるし、成長と幸せの糧にもなります。
ストレスが害になるマインドセットは次の3つです。

1.自分はストレスに対して無力だと感じる
2.ストレスのせいで、自分は孤立している。
3.このストレスは無意味で、自分の意思に反している

まとめると
「ストレスは必ず害になるので、避けるべき」
というのが害になるマインドセットです。
これを逆にしましょう。

1.自分は、ストレスをプラスに変えることができる

2.自分は、ストレスによって人とつながることができる

3.このストレスは、自分の意思に反して起こったものかもしれないが、意義のあるものである。

まとめると、
「ストレスは自分の幸せと成長につながるから、積極的に向き合うべき」

ストレスを感じたら、こう自分に問いかけましょう

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『仕事が嫌なら人生は地獄だ。
仕事が‘できる人’になれば、人生は楽園だ』

仕事が嫌になる理由は2つあります。
1つは仕事そのもの。もう1つは人間関係。

この2つを一気に解決する方法は、「仕事ができるようになる」ことです。

仕事ができるようになれば、仕事が楽しくなり、人間関係も解決しやすくなります。
仕事に夢中になれれば、些細なことで悩まなくなります。

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